綿柎開(わたのはなしべひらく)は綿を包む柎が開き始める頃(8/23~8/27)になる。綿は黄色い花を咲かせ、実をつけるが、その実はやがてはじけ、ふわふわとした白い綿毛が顔をのぞかせる。柎とは花の萼(がく)のことである。柎が開き始めると綿毛が中からとび出す。この綿毛を集めて紡ぐことで糸や木綿が作られ、繊維を採取した後の種子からは、綿実油(めんじつゆ)が採られ、食用油として利用される。ちなみに綿は、植物としての呼び名は「わた」、製品になると「めん」と呼ばれる。