霎時施(こさめときどきふる)

七十二候・霜降の次候「霎時施:こさめときどきふる」の時節(10/28~11/1)に変わり、ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃になる。ふいにわびしさを誘う雨が降ったり、青空がのぞいたりし、一雨ごとにどんどん気温が下がる。秋は美しく粧いながらいっそう深まりゆき、季節は確実に冬へと向かってゆく。

「霎」は時雨(しぐれ)のことを指し、主に晩秋から初冬にかけて一時的に降ったり止んだりする小雨のことを言う。また、その年の秋に初めて降る初時雨は、自然界から人間を始めとする山野の動物や植物に対し「そろそろ冬支度をする時期ですよ」という合図だそうだ。初時雨以降は、強い冷え込みに注意が必要になる。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
霜降(10月23日ごろ) 初候 霜始降(しもはじめてふる) 霜が降り始める
次候 霎時施(こさめときどきふる) 小雨がしとしと降る
末候 楓蔦黄(もみじつたきばむ) もみじや蔦が黄葉する
立冬(11月7日ごろ) 初候 山茶始開(つばきはじめてひらく) 山茶花が咲き始める
次候 地始凍(ちはじめてこおる) 大地が凍り始める
末候 金盞香(きんせんかさく) 水仙の花が咲く
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