菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

七十二候・啓蟄の末侯「菜虫化蝶:なむしちょうとなる」の時節(3/15~3/20)に変わり、厳しい冬を越したさなぎが羽化し、華麗な変身を遂げて蝶へと生まれ変わり、軽やかに舞い飛ぶ頃となった。菜虫とは、大根や蕪などの葉を食べる青虫のことで、一般的には蝶の幼虫などを指す。いよいよ本格的な春の到来、ひらひらと美しく舞う姿はまさしく春の象徴と言える。

気象庁は、2020/03/11、全国で最初となるソメイヨシノの開花を広島で観測した。これは広島で最も早い開花だった2004/3/19の記録を大幅に塗り替え、観測史上最も早い開花である。今週末から来週にかけて東日本・西日本の各地でも続々と開花の便りが届く見込みで、3月末には東北南部に開花前線が到達する。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
啓蟄(3月5日ごろ) 初候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく) 冬籠りの虫が出て来る
次候 桃始笑(ももはじめてさく) 桃の花が咲き始める
末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる) 青虫が羽化して紋白蝶になる
春分(3月21日ごろ) 初候 雀始巣(すずめはじめてすくう) 雀が巣を構え始める
次候 桜始開(さくらはじめてひらく) 桜の花が咲き始める
末候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす) 遠くで雷の音がし始める
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