寒蝉鳴(ひぐらしなく)

七十二候・立秋の次侯「寒蝉鳴:ひぐらしなく」の時節(8/12~8/16)に変わり、ひぐらしが鳴きはじめる頃となった。ヒグラシはツクツクボウシよりもだいぶ早く、7月から鳴いているが、「日暮らし」という名前の通り、暑い日中が苦手で、早朝か夕方、十分涼しくなってから鳴く。まだ暑さが厳しい時期であるが、朝晩に涼しい風が吹いたり、秋らしい空になったりと少しずつ季節が移っていく風情が感じられる。

蝉の中には、13年周期、17年周期で大発生する「周期ゼミ」「素数ゼミ」と呼ばれる種類がある。生物としての蝉が進化の過程で、素数という数字を利用して種を守ってきた事実に感銘を覚える。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
立秋(8月7日ごろ) 初候 涼風至(すづかぜいたる) 涼しい風が立ち始める
次候 寒蝉鳴(ひぐらしなく) 蜩が鳴き始める
末候 蒙霧升降(ふかききりまとう) 深い霧が立ち込める
処暑(8月23日ごろ) 初候 綿柎開(わたのはなしべひらく) 綿を包む萼(がく)が開く
次候 天地始粛(てんちはじめてさむし) ようやく暑さが鎮まる
末候 禾乃登(こくものすなわちみのる) 稲が実る
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