七十二候・処暑の初侯「綿柎開:わたのはなしべひらく」の時節(8/23~8/27)に変わり、綿の実を包む花の萼(がく)が開き始める頃となった。萼がはじけ、中からふわふわした綿毛が飛び出す。この綿毛を紡ぎ、衣服などで使われる木綿の糸や布がつくられる。
「処」は「とどまる、落ち着く」という意味があり、「処暑」は暑さがおさまる頃という意味である。厳しい夏の暑さが過ぎ、秋の涼しさが感じられる時期、また、暑さが峠をこえて後退し始め、朝夕は心地よい涼風が吹き出す時期である。