蚯蚓出(みみずいづる)
七十二候・立夏の次侯「蚯蚓出:みみずいづる」の時節(5/11~5/15)に変わり、冬眠していたミミズが地上に現れ始める頃となった。ミミズには目がないが、光を感知して暗がりに進む性質をもっている。「目見えず」が転じて「みみず」になったといわれている。ちなみに英名は「earth worm = 地球の虫」である。
ミミズは落ち葉などの有機物を食べて、土の中に窒素やリンを含む栄養豊富のフンをする。ミミズによって落ち葉や死がいなどが分解され、栄養豊富な土が出来上がる。ミミズが掘ったトンネルは、植物の成長に大切な、空気や水の通り道となる。「自然の鍬」とも呼ばれるミミズは、土を耕してくれる田畑の隠れた味方である。
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立夏(5月5日ごろ)初候蛙始鳴(かわずはじめてなく)蛙が鳴き始める
二十四節気 | 七十二候 | 名称 | 意味 |
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次候 | 蚯蚓出(みみずいづる) | 蚯蚓が地上に這出る | |
末候 | 竹笋生(たけのこしょうず) | 筍が生えて来る | |
小満(5月21日ごろ) | 初候 | 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) | 蚕が桑を盛んに食べ始める |
次候 | 紅花栄(べにばなさかう) | 紅花が盛んに咲く | |
末候 | 麦秋至(むぎのときいたる) | 麦が熟し麦秋となる |