腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

七十二候・芒種の次侯「腐草為蛍:くされたるくさほたるとなる」の時節(6/10~6/14)に変わり、草の中から蛍が舞い、明りを灯しながら飛び交う頃となった。古くは、暑さに蒸れて腐った草や竹の根が、蛍になると信じられていたそうだ。水辺や野の暗がりに浮かんでは消える蛍の光は、まさに夏の風物詩、夏の夜を幻想的に照らし出してくれる。

清少納言の枕草子『春はあけぼの』の夏の風情として、蛍の様子が綴られている。
 夏は夜。
 月のころはさらなり。
 やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。
 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
 雨など降るもをかし。
(夏は夜が趣深い。月が出ている夜はもちろんのこと、闇夜もまた、蛍が多く飛び交っている様子も良い。また、それらがただ一つ二つと、ほのかに光って飛んでいるのも良い。夜に雨が降るのも趣があって良い。)


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二十四節気 七十二候 名称 意味
芒種(6月5日ごろ) 初候 螳螂生(かまきりしょうず) 螳螂が生まれ出る
次候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 腐った草が蒸れ蛍になる
末候 梅子黄(うめのみきばむ) 梅の実が黄ばんで熟す
夏至(6月21日ごろ) 初候 乃東枯(なつかれくさかるる) 夏枯草が枯れる
次候 菖蒲華(あやめはなさく) あやめの花が咲く
末候 半夏生(はんげしょうず) 烏柄杓が生える
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