霜始降(しもはじめてふる)
七十二候・霜降の初候「霜始降:しもはじめてふる」の時節(10/23~10/27)に変わり、北国からだんだんと初霜が降り始める頃となった。朝晩の冷え込みがぐっと増し、早朝には草木や地面をうっすらと氷の結晶が覆う。しんと冷えた朝、あたりが霜で真っ白になっているのを見た昔の人は、霜は雨や雪のように空から降ってくるものだと思ったようだ。
葉や土が、氷の結晶をまとい、朝日を浴びてキラキラと輝く姿は非常に美しいが、霜の発生により困ることがある。早霜が、農作物に甚大な被害を及ぼす恐れがある。農家の方には気象庁で発表される「霜注意報」に注意して、被害を最小限に留てほしい。
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二十四節気 | 七十二候 | 名称 | 意味 |
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霜降(10月23日ごろ) | 初候 | 霜始降(しもはじめてふる) | 霜が降り始める |
次候 | 霎時施(こさめときどきふる) | 小雨がしとしと降る | |
末候 | 楓蔦黄(もみじつたきばむ) | もみじや蔦が黄葉する | |
立冬(11月7日ごろ) | 初候 | 山茶始開(つばきはじめてひらく) | 山茶花が咲き始める |
次候 | 地始凍(ちはじめてこおる) | 大地が凍り始める | |
末候 | 金盞香(きんせんかさく) | 水仙の花が咲く |