GMO⇒遺伝子組み換え洗浄?

何千もの研究論文や250以上の科学技術機関が、その安全性を裏付ける証拠を出しており、20年以上にわたって遺伝子組換え作物による副作用の報告がないにもかかわらず、多くの人々は遺伝子組み換え作物は「健康や環境に有害である」と信じている。一方で遺伝子組み換え技術(CRISPR gene editing)そのものが安全ではないことを示唆する論文もある。性善説に寄る科学技術信奉に一般市民はむしろ懐疑的であり、最近の遺伝子組み換え技術を応用した研究開発は既に倫理的歯止めを外していると警鐘を鳴らす科学技術者の組織もある(例えば、La Quinta Columnaなど)。

日本でも新型コロナウィルスの食用ワクチン「遺伝子組み換えトマト・ワクチン」の研究が進む中で、その有害性や副反応について見極めておく必要がある。遺伝子組み換え作物(GMO)というのは結局、マネーロンダリングではなく、遺伝子組み換え洗浄の手口ではないかという疑問を徹底的に検証してみたい。

筑波大学生命環境系(T-PIRC遺伝子実験センター)では、遺伝子組み換え技術を応用した食品やワクチンの研究を進めている。その一つが、植物で様々な病気に対するワクチンを生産し、それを食べることによって、病気を予防しようという研究である。食べるワクチンは、抗原部位のみを生産するため、弱毒化ワクチンや不活性化ワクチンでまれに発生する感染事故を防ぐことが可能とされている。

新型インフルエンザのM2抗原部位のみを連結した遺伝子をトマト果実で特異的に発現するE8プロモーターを用いて発現させるベクターを構築し、トマト(Solanum lycopersicum)品種マイクロトムを用いたワクチントマトが生産されている。

2008年から2018年、トマトは世界の野菜生産量で1位となっている。トマト(ゲノムサイズ約950Mb)のゲノム解読は国際コンソーシアム方式[International Solanaceae Genomics Project(SOL)]により2003年に開始され、参加国が 12 本の染色体を分担して解読が進めらた。さらに、SOLに対応する形で,日本国内では Japanese ― SOL(J ― SOL)が結成され、トマトのゲノム情報を有効に活用すると同時に、(公財)かずさDNA 研究所と筑波大学が中心となって,マイクロトム(Solanum lycopersicum cv. Micro ― Tom)という矮性トマト品種を用いて,ナス科ゲノム研究のための基盤整備が進んだものである。

マイクロトム(SCOTT and HARBAUGH, 1989)は,背丈が低く(高さ 10 ~ 20 cm),小さなポットでの栽培や密植栽培が可能であり,ライフサイクルが短く(播種から果実成熟まで 70 ~ 90 日),室内(人工気象器)での栽培に適していて自家受粉が可能である。実際に遺伝子組み換えにより、GABA(γ-アミノ酪酸)の血圧上昇抑制とストレス緩和効果がある品種の生産が可能となっている。筑波大学発ベンチャーのサナテックシードでは、高GABAトマトの普及に努めるとともに、さらなる機能性を付与した新品種開発に向けて、筑波大学との共同研究を行なっている。2021年5月より開始している日本初のゲノム編集トマト「シシリアンルージュハイギャバ」はサナテックシードによる家庭菜園モニター販売が実施されている。

遺伝子組み換えの証拠を隠蔽する手口

武漢病毒研究所で実行された人工的に行なった遺伝子組み換えの証拠を隠蔽する手口が語られている。

出所を明かせないお金を、資金洗浄(マネーロンダリング)するという手口があるが、これはまさに人工ウィルス(生物兵器)を自然由来だと偽って人-人感染を操ってやろうという取り組みである。武漢病毒研究所が開発した人工ウィルス(生物兵器)を、わざわざ何千キロも離れた雲南省の洞窟に行って自然生息のコウモリに一度感染させ、さらに変異をしたところ(人工ウィルスの証拠を消した上)でコウモリ採取して自然発生のウィルスだと主張している(人民解放軍だけでなく米軍も同じ手法を用いている)。

田辺三菱製薬のヒト向けの植物由来のワクチンは遺伝子組み換え薬物

田辺三菱製薬は2021/09/30、タバコ属の植物を使った新型コロナウイルスワクチンを、10月から国内で臨床試験(治験)を始めると発表した。ヒト向けの植物由来のワクチンは世界初で、低コストで大量生産が可能だという。2022/03に国に承認申請し、2023/03までの実用化を目指すとしている。このワクチンはカナダの子会社メディカゴと英国のグラクソ・スミスクライン(GSK)が共同で開発したものである。

コロナウイルス様粒子(CoVLP)技術を用いて、ウイルス様粒子(VLPs)として発現した組み換えスパイクタンパク質とGSKのアジュバントとを組み合わせた植物由来のワクチンと言われているが、これは自然な合成物ではなく、遺伝子組み換え薬物を単に植物を使って量産していると言った方が正しいのではないだろうか(武漢病毒研究所が実行していたとされる人工ウィルスの証拠隠蔽と同じである)。

すでにカナダや米国、英国などでは第3相臨床試験が進められている。北米、英国合わせて約2万4千人を対象に最終段階の治験をしており、まずはカナダで年内の実用化を目指している。これまでの治験では、感染から回復した患者の10倍以上の中和抗体が確認されており、重篤な副反応は出ていないという。

食用ワクチン:レタスやトマトにmRNAワクチン

カリフォルニア大学サンディエゴ校とカーネギーメロン大学がこの研究に携わっている。全米科学財団が、レタスにワクチンを入れるというプロジェクトに50万ドル以上の助成金を出して、この研究に資金を提供しているという。最終的な目標は、消費者の遺伝子を改変することだと彼らは認めている。 食品は、遺伝子組み換えによるトランスヒューマンな未来を実現するための究極のデリバリー・メカニズムだと言われている。

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