鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)

七十二候・小暑の末侯「鷹乃学習:たかすなわちわざをなす」の時節(7/17~7/21)に変わり、鷹のヒナが巣立ちの準備をする頃となった。5~6月に孵化したヒナは、この頃に飛び方や狩りの方法を覚え、独り立ちに備える。鷹は、飛翔力が優れており、空中を自由自在に飛び回ることができるが、獲物を捕まえる時のスピードは、最高で時速80キロにも達すると言われている。

「能ある鷹は爪を隠す」「鳶が鷹を生む」などの諺が言い表すように、鷹は知能指数が高いことでも知られている。鷹狩りに用いられるなど、猛禽類の中では昔から人に身近な存在であった。鷹を操る「鷹匠」は、古事記にも登場するほどの長い歴史を持っている。鷹を巧みに扱い狩りを行う「鷹狩り」は、紀元前およそ一千年前から、中国やインドでも行われていたという。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
小暑(7月7日ごろ) 初候 温風至(あつかぜいたる) 暖い風が吹いて来る
次候 蓮始開(はすはじめてひらく) 蓮の花が開き始める
末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
大暑(7月22日ごろ) 初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 桐の実が生り始める
次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 土が湿って蒸暑くなる
末候 大雨時行(たいうときどきにふる) 時として大雨が降る
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