蓮始開(はすはじめてひらく)

七十二候・小暑の次侯「蓮始開:はすはじめてひらく」の時節(7/12~7/16)に変わり、蓮の花が開き始める頃となった。夜明けと共に、泥の中に、水を弾いて優雅な花を咲かせ、4日目には散ってしまう。俗世にあって俗世にまみれず、清らかに気高いことから、古代の人は、この花に極楽浄土を見た。

蓮は食用蓮と観賞蓮(花蓮)に分けられる。食用蓮である蓮根(レンコン:Lotus root)は暑くなるこれからの時期にピッタリの食材で、夏バテになるのを防ぐ効果があるといわれている。海が近く、塩害のために米作に向かなかった農家が活路を見出した蓮根の生産には、個人的に数々の思い出がある。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
小暑(7月7日ごろ) 初候 温風至(あつかぜいたる) 暖い風が吹いて来る
次候 蓮始開(はすはじめてひらく) 蓮の花が開き始める
末候 鷹乃学習(たかすなわちわざをなす) 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
大暑(7月22日ごろ) 初候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 桐の実が生り始める
次候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし) 土が湿って蒸暑くなる
末候 大雨時行(たいうときどきにふる) 時として大雨が降る
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