螳螂生(かまきりしょうず)
七十二候・芒種の初侯「螳螂生:かまきりしょうず」の時節(6/6~6/10)に変わり、カマキリが卵からかえる頃となった。秋のうちに生みつけられたスポンジ状の卵から、数百匹の小さなカマキリが次々と現れ始める。カマキリは、肉食性が強く、害虫を駆除してくれる虫である。また食べるのは生きている虫に限られ、死んで動かないものは食べない。
手の鎌がトレードマークのカマキリは、「鎌で切る」から「鎌切り」となったとも言われる。この鎌を持ち上げ待ち伏せする姿を祈っているようだと見て「拝み虫」とも呼ばれる。カマキリは英語で「mantis」、語源はギリシャ語で「予言者」や「僧侶」という意味である。
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二十四節気 | 七十二候 | 名称 | 意味 |
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芒種(6月6日ごろ) | 初候 | 螳螂生(かまきりしょうず) | 螳螂が生まれ出る |
次候 | 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) | 腐った草が蒸れ蛍になる | |
末候 | 梅子黄(うめのみきばむ) | 梅の実が黄ばんで熟す | 夏至(6月21日ごろ) | 初候 | 乃東枯(なつかれくさかるる) | 夏枯草が枯れる |
次候 | 菖蒲華(あやめはなさく) | あやめの花が咲く | |
末候 | 半夏生(はんげしょうず) | 烏柄杓が生える | |