楓蔦黄(もみじつたきばむ)

七十二候・霜降の末候「楓蔦黄:もみじつたきばむ」の時節(11/2~11/6)に変わり、楓や蔦の葉が赤や黄色に色づき始める頃になった。晩秋を彩る山々が美しく紅葉することを、野山が美しい錦繡(きんしゅう)に染まるという。紅葉した山の様子を「山粧(よそお)う」ともいう。

紅葉狩り(もみじがり)という言葉は古く万葉集に現れており、約1200年前から使われている。平安時代、貴族の間で紅葉見物が流行り、その頃から日本人は紅葉狩りを本格的に楽しむようになった。「狩る」といっても「紅葉狩り」は紅葉を観賞することで、狩猟をしない貴族の間では、草木を眺め自然を愛でることを狩りに例えた。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
霜降(10月23日ごろ) 初候 霜始降(しもはじめてふる) 霜が降り始める
次候 霎時施(こさめときどきふる) 小雨がしとしと降る
末候 楓蔦黄(もみじつたきばむ) もみじや蔦が黄葉する
立冬(11月7日ごろ) 初候 山茶始開(つばきはじめてひらく) 山茶花が咲き始める
次候 地始凍(ちはじめてこおる) 大地が凍り始める
末候 金盞香(きんせんかさく) 水仙の花が咲く
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