Origin of COVID-19
COVID-19を記述する原論文2本
最初に、COVID-19とは何かを明確にする論文を2つ引用しておく。一つは武漢での罹患者の症例分析で、もう一つはゲノム解析によるウィルスの同定である。
Ⅰ.Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan, China
Ⅱ.Analysis of the emerging coronavirus from China
2つ目の論文の著者であり、コウモリコロナウイルス研究分野の第一人者であるZheng-Li Shi(石正麗)は「バットウーマン」との異名を持つ。Zheng-Li Shiチームの論文ⅡがCOVID-19を同定している。
Zheng-Li Shiの研究チームは、重症肺炎の患者(7人)から採取した検体の分析を行った。7人中6人は、2019年12月に最初の症例が報告された武漢の海鮮市場で働いていた。また、7人中5人のウイルス検体の完全長ゲノム塩基配列は、ほとんど同じ(配列全体の99.9%超が同じ)で、その79.5%がSARS(重症急性呼吸器症候群)-CoVの塩基配列と同じだった。さらに、このウイルス検体の塩基配列は、コウモリコロナウイルスと全ゲノムレベルで96%同一であることが判明し、このウィルスの発生源がコウモリである可能性が非常に高いことが示唆されている。
また、SARS-CoVで見つかった7種の非構造タンパク質が、このウイルス検体で同定、配列解読されており、このウイルスがSARS関連コロナウイルスの一種であることが実証された。
Zheng-Li Shiの研究チームは、このウイルスを「2019-nCoV」と暫定的に命名し、SARS-CoVと同じ経路(ACE2細胞受容体)によって細胞に侵入すると判断している。また、2019-nCoVに感染した患者から分離された抗体が2019-nCoVを中和する可能性があることも明らかになった。
中国に出現した新興コロナウイルスの分析 Nature2020年2月4日
Zheng-Li Shiは過去に、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)でコウモリの研究を行っていた。2006年、Zheng-Li Shiは訪問研究者として、CSIROの管轄下のオーストラリア疾病予防センター(ACDP)で3カ月の研究活動を行った。研究テーマは「SARSウイルスとコウモリの関係」だった。
1st documentary movie on the origin of CCP virus, Tracking Down the Origin of the Wuhan Coronavirus
中国共産党の隠蔽・プロパガンダに異論を展開したのは、最初のドキュメンタリ動画を配信した大紀元などのメディアであった。また、財新と呼ばれる中国の独立系経済メディアも、中国の都市封鎖後も報道統制が厳しい武漢に潜入して世界にスクープを流し続けた。
今そこにあるチャイナリスク「疫病都市」
==武漢発 新型肺炎レポート(一部無料)==
第1回のレポート「封鎖された1100万人都市」でも記されているが、中国共産党による武漢海鮮市場が感染源であるとする幕引きに対して、疑義を突きつけた。一つの証拠が2020/01/24付で英国医学専門誌Lancetが掲載した論文のなかの1枚の図(Fig1-Bの青塗りの数、論文Ⅰ参照)である。
COVID-19に関する中国共産党の隠蔽が米中間の論争となり、WHOや他の世界の国々を巻き込んだサイバー戦争の様相になっているので、米中ではない国の報道機関が流している報道から情勢の推移を追っておきたい。
SkyNewsが英ー豪州連携で真相に迫るSPECIAL REPORTを報道
Evidence builds coronavirus came from a Chinese lab
Coronavirus: WHO 'not invited' to join China's COVID-19 investigations by SkyNews,UK 2020/05/01
A WHO team is convinced the outbreak's origins are in Wuhan and that it is a naturally occurring, not a manufactured, virus.記されている通り、WHOは中国共産党の言動を繰り返しているに過ぎない。
BBCは政治と一線を画し、Science記事による事実報道
Coronavirus: Is there any evidence for lab release theory?
By Paul Rincon Science editor, BBC News website 2020/05/01
THE Sunが大衆紙としてはきめ細かな状況報道
2019年11月以前にCOVID-19が蔓延していた事実
COVID-19が武漢海鮮市場以外から感染したとすると、その起源がどこかが問題になる。これについて、武漢のどこかの研究所で誤って漏れた疑いが濃厚になっている。漏洩の場所の特定と同時に、どこかのウィルス研究所でのゲノム編集あるいは人工ウィルス開発の可能性も検証する必要がある。3月以前に整理された報告では、可能性は残していたが、ゲノム編集などの人工的な製造については否定的であった。
新型コロナウイルス「生物兵器論」は本当なのか⇒専門家見解「人工で製造することは不可能」 2020/02/12 財新編集部Caixin
新型コロナの発生源は「武漢の華南海鮮市場」説は誤りの可能性「野生動物発生源説」も当局の冤罪か 2020/02/19 北村 豊
コウモリなどの動物からのコロナウィルスの単出や他の動物への感染の研究は世界中のウィルス研究所で実施されてきている。これまで世界初の症例は、2019/11/17に肺炎を発症した湖北省在住の55歳の患者であるとされてきたが、英国ケンブリッジ大学のPeter Forster博士率いる研究チームが、COVID-19は中国南部でより早い時期から発生していたと変異の周期から逆算して推定している。
新型コロナの誕生は昨年9月13日~12月7日 英ケンブリッジ大チーム 地域適合型の変異を繰り返す by 木村正人(在英国際ジャーナリスト)2020/04/19
これが事実であれば、「武漢の華南海鮮市場」説が完全に誤っていることが明らかになる。ここでは2019年11月以前にCOVID-19が人-人感染していた可能性について、既に蔓延していた事実に基づいて検証していくこととする。
2019/08にワクチン開発に着手した証拠
2020/03/18に中国共産党軍部がワクチンの開発に成功したというニュースを発表した。しかし写真のワクチンの瓶をよく見ると、製造日が2020/02/26となっている。一般にワクチンを製造するには最低限6カ月の時間がかかるとされている。とすると2019/08にはこのワクチンの開発を開始したことになる。
新型コロナ 中国共産党が逃れられない12個の証拠 2020/04/20
中国共産党の生物化学兵器首席専門家の陳薇が主導し、香港上場したCanSino Biologics(康希諾生物股分公司、6185.HK)と共同で研究開発されたのがこのワクチンである。そして、2019/03に上場したこの企業の株式が、2019/10-11に突然大量に買い占められ、その後数ヶ月あまりの間に5倍になった。
この事実はトランプ政権がインテリジェンスから入手している報告の中にも記述されている。一部情報が流れてきているこの報告書の中には、医療資材の輸出入貿易統計データに関して、2019/10-2020/02の時期に明らかにその額が前年より増加していることから、中国がCOVID-19の感染を公表する前に医療資材を買い集め始める動きに出ており、CanSino Biologics株価の上昇時期と一致しており、中国国内でのCOVID-19感染の時期を裏づける重要なデータといえる。
Leaked intelligence report saying China 'intentionally concealed' coronavirus to stockpile medical supplies draws scrutinyJana Winter and Sharon Weinberger-,Yahoo News 2020/05/05
ロシアの地域でCOVID-19とよく似た肺炎流行:ロシアのテレビ報道2019/11/19
事実関係としては、2019/09/16にノボシビルスク近くのロシアのベクターウイルス研究所で爆発が発生した。この爆発との因果関係は不明であるが、2019/10以降、このロシアの地域の病院が肺炎患者で溢れていた。因果関係は明確でないが、2019/10/18に中国の武漢市で国際軍事競争が行われ、ロシアからは非常に大きな代表チームが参加した。2019/11/19にこのテレビ番組がロシアのテレビで放映された。
フランスが支援して始まった武漢病毒研究所でのウィルス研究
ところで世界中で注目されている、武漢病毒研究所(Wuhan Institute of Virology)はどこにあるのだろうか。フランスが技術支援して2004年から武漢病毒研究所(武漢市内と川を挟んで対岸)で研究が始まった。その後、新たに武漢の30km南に武漢病毒研究所P4研究室が2015年から建設され、2018年1月から運営されている。
中国共産党はCOVID-19の起源を隠すために、事実を告発する現地医師、研究者、医療専門家を捕らえ、かん口令を敷いた。また、事実を記したあらゆる記事、SNS発信、研究論文を今でも検閲して消去し続けている。なお、動画の中でP4研究室の建物が地図で確認できないと述べているが、実際には現在も存在している(Google Mapで「30°22'35”N 114°15’45”E」検索できる)。
フランスの協力により2015年に始まった武漢病毒研究所P4研究室は、建設の過程でトラブルを生じ、その後に当初の予定に反し、中国側がフランス研究者の関与なしに研究所の運営を開始した経緯についてはこちらに記されている。
⇒武漢P4ラボ誕生の内幕 計画から締め出された仏と中国の暴走 by 仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル 2020年05月04日
フランス、ロシア、日本など感染症研究者間で共有されている情報ならびに、ロシアなどで実際に原因不明の肺炎の流行がある事実報道からすると、COVID-19の発生・患者第一号は2019年夏から秋あたりに発生していたと推定される。
COVID-19(第一号罹患者)の発生・経緯など(推察)
その他に世界中で感染実態があるが、現時点で推察されるCOVID-19(第一号罹患者)の発生・経緯を記しておく。
武漢病毒研究所(Wuhan Institute of Virology)が2004年に開設された後、2002年に流行したSARS-CoV(同じコウモリ発)のウィルスを操作してワクチン(あるいはウィルス兵器)を開発する途上で、研究員が感染して武漢市疾病予防管理センター(Wuhan Center for Disease Control and Prevention)または武漢市内の軍関係の病院に担ぎ込まれた。そこからCOVID-19が武漢に拡がった。
米国は武漢病毒研究所での中国のウィルス漏洩の事実(あるいはウィルス兵器の開発)を察知して調査チーム(元もとの共同開発のチーム)を送ってきた。
もう一つの事実関係として米国(民主党政権)は、中国の武漢病毒研究所P4研究室と共同研究を行なってきている。米国の生命科学研究者は中国の武漢病毒研究所などの研究者と、ビルゲーツ財団などの研究資金提供やベンチャー出資により共同研究を行なってきている。
1984年から米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長をした後、米政権6代に渡って大統領に感染症関係の助言をし、2020/01からCOVID-19パンデミックに対処するホワイトハウス・コロナウイルス・タスクフォースのメンバーであるFauci公衆衛生スポークスパーソンは、上記政策の推進者であり、利害関係者の一人である。
このような事実関係に立ち入る情報の公開については、トランプ大統領の政治駆け引きの道具となっており、次のような構造的な理由から全貌の解明が難しくなっていると考える。
(i)米国民主党は中国共産党と連帯して今回のコロナ・ショックを引き起こした(想定していた)側にいた。
(ii)人ー人感染の実験などは人権制約のない中国でしか行なえないから、中国で作り出した人工ウィルスや研究データを使わないと、米国の生命科学の研究者は第一線の研究が行えないという構造があった。
投獄された科学者の衝撃インタビュー 新型コロナ真実 from Judy Mikovits
"Plague of Corruption: Restoring Faith in the Promise of Science"の著者Judy MikovitsはCOVID-19が自然発生なら800年かかる。COVID-19はSARSが人ー人感染を起こすしたのと同じように人工的に操作されたと言う。「どこで研究されたものですか?」「はい3箇所です、ノースカロライナの研究所、FORT DETRIC米軍感染研究所、そして武漢の研究所です」と語る。しかし、命をかけて真実を語る彼女を、ワクチン利権に群がる業界はFBIも動員して口封じしている。
真実を知る石正麗(Zheng-Li Shi)研究員らの足取り
ファイブ・アイズ、武漢ウイルス研究所の石正麗氏らを調査中 大紀元時報日本 2020/04/30
コウモリ由来のCOVID-19罹患者の遺伝子情報を知り尽くしている武漢病毒研究所(Wuhan Institute of Virology )P4研究室の主任研究員、Zheng-Li Shi氏らは、4月初に家族と共に中国からフランスへ出国していたが、この後、中国には帰国せずにそのまま米国に政治亡命する見込みとなっている。
ファイブ・アイズと独立な立場であるフランスでは、2008年にノーベル生理学医学賞を受賞したリュック・モンタニエ博士(エイズウイルス発見者)が、新型コロナは人工的に作られたものだと言い切ったことで言論が沸騰している。もともと武漢病毒研究所P4研究室はフランス政府と中国政府の共同事業として誕生した施設であり、フランスのパスツール研究所とSRASやエボラウイルスの共同研究をしていた経緯から、関係した研究者間で情報交換が行なわれたものと思われる。
武漢海鮮市場と異なる経路のCOVID-19の感染、COVID-19発生に人工的ゲノム組み換えの事実があるのかなどについて、真相がまもなく米国で明かされるだろう。
米国による捜査を実力行使で隠蔽する動き(2020/05/06追記)
米諜報機関と中国共産党との間で情報争奪と事実隠蔽の戦争が既に始まっている。
米ピッツバーグ大医学研究者、Bing Liuさん(37)が2020/05/02に自宅で複数の銃弾を受け死亡しているのが発見された。
Professor researching Covid-19 was killed in an apparent murder-suicide, officials say By Carma Hassan and Rebekah Riess, CNN 2020/05/06
一名美国华裔新冠病毒研究人员在家中遇害 VOA 2020年5月6日
彼が所属するピッツバーグ大学医学部は2020/04にLancet誌で、武漢肺炎ウィルスの新しいワクチン候補を開発したという論文を発表していた。予備的な動物実験では、十分な抗体を産生できることが確認されており、数か月以内に臨床試験開始する予定であったという。
COVID-19は生物兵器である(2021/01/05追記)
閻麗夢氏の検証に基づいて路徳社は、COVID-19は舟山コウモリウイルスを基にして人為的に作られた、ヒトからヒトへ感染する生物兵器であることを世界で初めて発表した(2020/01/19、当時の名称はsars-cov-2)。
命懸けで米国に亡命した閻麗夢氏が、米Newsmax TV(2020/08/12)で『コロナウイルスの由来は中共実験室来』であることを公言した。その後、彼女は科学的検証レポート2本を作成し、COVID-19が生物兵器である根拠を示している(検証レポート1、検証レポート2)。
COVID-19の起源を知り尽くしている石正麗氏が米国に亡命する見込みと前述したが、実際には米国に亡命してCOVID-19の起源を検証し続けているのは閻麗夢氏であった(逆に石正麗氏は証拠隠蔽の容疑者となっている)。
江澤民、曾慶紅、孟建柱がアメリカ司法省に提供した機密情報が入ったハードディスク3台の内一台に、習近平の内部での会談と、13579計画とが記録されている。習近平は内部会談で明確に新しい軍民融合作戦において、DNA操作、生物兵器による攻撃と防御、ワクチンの開発を優先すると語っていた(路徳社が2020/09/24に放送)。これは、中国共産党がCOVID-19を生物兵器として活用する準備を進めていた証拠である。