年⾦制度国際ランキング:37国中31位

2019年度の年⾦制度の国際ランキング(Mercer Ltd.)によると、⽇本の年⾦制度は先進国を中⼼とする37の国と地域のうち31位だった。ランキングの⾸位はオランダ、2位はデンマークで前年と変わらなかった。これらの北欧諸国では、平均余命に合わせて公的年⾦の⽀給開始年齢が変動する仕組みを取り⼊れており、「持続性」の評価が⾼い。日本は年⾦の十分性と持続性を問う項⽬の評価が低いという。米Mercerでは⽇本の年⾦制度について、「改善がなされなければ、年⾦制度の効果と持続性には疑義が⽣じる」と指摘している。日本でも、年⾦の⽀給開始年齢が引き上げられる仕組みが採用されるのは必至だろう。

少子高齢化が日本とは比べものにならないほど早く進んで、直近の株式下落で年金基金が底をついている韓国よりも、日本のランキングが低いというのは驚きである。各国比較の詳細について、よく見ておきたい。

世界年金ランキング発表!衝撃的な日本の順位! 2019/10/24公開 byトリビア~ンch

☞2019/11/3 ⽇経記事(新しいタブで開く)
☞レポート原文:Compare The World’s Pension Systems(新しいタブで開く)

 

日本の年金制度設計に携わっていた高橋洋一氏の説明動画もよく見ておきたい。

高橋政治経済科学塾講義2019年(令和元年)6月号2回「老後2000万円報告書」

高橋政治経済科学塾講義2019年(令和元年)9月号1回 特集 厚労省年金財政検証

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