牡丹華(ぼたんはなさく)
七十二候・穀雨の末侯「牡丹華:ぼたんはなさく」の時節(4/30~5/4)に変わり、牡丹の花が咲き始める頃となった。牡丹の花は、「二十日草」とも呼ばれるように、およそ20日ほど楽しめる。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われるように、女性の美しい立ち振る舞いに例えられる。牡丹は、中国から伝わったが、初めは薬草とされていた。牡丹の根には鎮静効果、鎮痛効果、血行障害の改善などがあるとされ、重宝された。その後、平安時代には貴族の観賞用として宮廷などに植えられた。日本で昔から楽しまれている花札にも、牡丹が登場する。
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二十四節気 | 七十二候 | 名称 | 意味 |
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穀雨(4月20日ごろ) | 初候 | 葭始生(あしはじめてしょうず) | 葦が芽を吹き始める |
次候 | 霜止出苗(しもやんでなえいづる) | 霜が終り稲の苗が生長する | |
末候 | 牡丹華(ぼたんはなさく) | 牡丹の花が咲く | |
立夏(5月5日ごろ) | 初候 | 蛙始鳴(かわずはじめてなく) | 蛙が鳴き始める |
次候 | 蚯蚓出(みみずいづる) | 蚯蚓が地上に這出る | |
末候 | 竹笋生(たけのこしょうず) | 筍が生えて来る |