七十二候・大暑の末侯「大雨時行:たいうときどきにふる」の時節(8/1~8/6)に変わり、梅雨の湿気を帯びた大地に、強い日差しが照りつけて蒸し暑くなる頃となった。青空にむくむくと湧き上がる入道雲が突然の雷鳴とともに激しい夕立に変わり、乾いた大地を再び潤す。
入道雲と共にザーと来て去ってゆく夕立は、日本人の心も潤す夏の風物詩である。濡れる緑は本当に美しい。水を弾く若々しさに飽くことなく見入ってしまう。