土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)

七十二候・雨水の初侯「土脉潤起:つちのしょううるおいおこる」の時節(2/19~2/23)に変わり、あたたかな雨に大地が潤い活気づく頃となった。降っていた雪がしっとりとした春の雨に変わり、凍てついた大地もゆっくりと潤い始める。忍び寄る春の気配に眠っていた植物が芽吹き始める季節である。

「脉」とは「脈」のことである。からだ中に血液が巡るように、乾いた大地が潤いを得て活き活きとし始めるさまを感じる。今年は季節が早く回っているようで、冬野菜が実り花が咲き種を落とす姿が見られる。


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二十四節気 七十二候 名称 意味
雨水(2月19日ごろ) 初候 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) 雨が降って土が湿り気を含む
次候 霞始靆(かすみはじめてたなびく) 霞がたなびき始める
末候 草木萌動(そうもくめばえいずる) 草木が芽吹き始める
啓蟄(3月5日ごろ) 初候 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく) 冬籠りの虫が出て来る
次候 桃始笑(ももはじめてさく) 桃の花が咲き始める
末候 菜虫化蝶(なむしちょうとなる) 青虫が羽化して紋白蝶になる
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