玄鳥至(つばめきたる)
七十二候・清明の初侯「玄鳥至:つばめきたる」の時節(4/5~4/9)に変わり、夏鳥のツバメが渡来する頃となった。冬を暖かい東南アジアで過ごしたツバメたちは、繁殖の為、春になるとはるばる海を渡って日本にやってくる。日本では昔から、「ツバメが巣をかけると、その家に幸せが訪れる」という言い伝えがあり、ツバメは大切に扱われてきた。ツバメは米などの作物を荒らさず、害虫だけを食べてくれる益鳥として親しまれてきた。ツバメが飛来してきたら、本格的な農耕シーズンの始まりである。
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二十四節気 | 七十二候 | 名称 | 意味 |
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清明(4月5日ごろ) | 初候 | 玄鳥至(つばめきたる) | 燕が南からやって来る |
次候 | 鴻雁北(こうがんきたへかえる) | 雁が北へ渡って行く | |
末候 | 虹始見(にじはじめてあらわる) | 雨の後に虹が出始める | |
穀雨(4月20日ごろ) | 初候 | 葭始生(あしはじめてしょうず) | 葦が芽を吹き始める |
次候 | 霜止出苗(しもやんでなえいづる) | 霜が終り稲の苗が生長する | |
末候 | 牡丹華(ぼたんはなさく) | 牡丹の花が咲く |