転覆した自由・民主システム

中学校の公民の教科書には「三権分立は、三権それぞれの権利の濫用を抑止し、権力の区別・分離と各権力相互間の抑制・均衡を図ることで、国民の権利・自由の確保を保障しようとするシステムである」と記されていた。私たちは、米国の三権分立は各権力が独立しており、世界で最も優れた民主政治のシステムであると教えられた。

The system is rigged

2021/01/06は、ワシントンDCで行なわれていた集会と国会議事堂の大統領選挙結果を徹夜で見守っっていた。そこで目撃したのは、選挙不正を正当化する権力者たちの行動であった。連邦最高裁判所と、連邦議会とが共謀して、選挙乗っ取り計画を遂行していった。また、第4番目の権力であるメディアが行政府の長である現大統領を検閲した。この光景は、選挙前から多くの政権担当者が発していた言葉:The system is riggedの通りであった。私たちがこれまで信じていた三権分立は机上の空論であることが明らかになり、メディアの公正・中立が噓であることが明らかになった。

熱い戦いに対する警戒と恐怖

そして次の瞬間に脳裏を巡ったのは熱い戦いに対する警戒と恐怖であった。

立憲・民主政治において三つの権力の源は何だろうか。それは市民一人ひとりの力である(もちろん極左も極右も含む一人ひとりの力である)。憲法(特に米国憲法)は市民による抵抗権(デモだけでなっく武器をもっての実力行使さえも)認めている。この抵抗権にしたがって、どちらの大統領が選出されても極右の愛国者や極左のアンティファの組織が武装蜂起する準備を進めていた。間もなく国が分裂してしまうだろうと思われた(現時点の米国だけでなく、中国も巻き込んで同時に起こる可能性があった)。
これまで核抑止力という自身の破壊が大規模な熱い戦いの暴発を止めていた。ところが今は戦略小型核という武器が配備されている(この兵器はピンポイント攻撃の道具であるため抑止力も限定的である)。その時点で(2021/01/06~21)、核の発射ボタンを握っていたのはトランプ大統領と習近平共産党主席であった。そして彼らはその瞬間において追い込まれて、判断力が失われていた。

もう一つの破壊兵器は、未完成のまま一昨年の秋に既に使用された。現在世界中で蔓延しているCOVID-19(生物兵器)である。その改良は中国、米国、ロシア、フランスなどで進められている。この生物兵器を放出する指揮系統は国による一元化はされておらず、一個人であっても可能である。

熱い戦いを止めたトランプ大統領の呼びかけ

どちらが大統領に当選したとしても、すべての市民が本心からは望んでいない熱い戦いへと導かれてしまっている。急進的な左翼と愛国者との内戦を、一時的に止めたのはトランプ大統領の呼びかけ(2021/01/13 Statement-from-the-President)であった。

歴史に残るトランプ大統領の演説

歴史に残るトランプ大統領のお別れ演説(2021/01/20)を、Cindy Canadaさんの要約とコメントを見ながら聞いておこう。

この演説の中身の解説ができる日本の適任者は、元外交官である馬渕睦夫氏であろう。

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