七十二候・春分の末侯「雷乃発声:かみなりすなわちこえをはっす」の時節(3/31~4/4)に変わり、初雷が鳴り出す頃となった。春爛漫の日々から一転、みぞれ混じりの冷たい雨が降る。そんな「三寒四温」を繰り返すうちに「春雷」と呼ばれる雷が鳴り、春を告げる。立春後に初めて鳴る雷のことを「初雷」、春に鳴る雷を「春雷」と呼ぶ。雷といえば夏に多いものであるが、「春雷」は夏の雷と違って激しくはなく、一つ二つ鳴ったかと思うと、それきり止んでしまう。