七十二候・冬至の末候「雪下出麦:ゆきわたりてむぎいづる」の時節(12/31~1/4)に変わり、一面の積雪の下で、麦がひっそりと芽を出す頃となった。麦は越年草で秋に種が蒔かれ、翌年の初夏に収穫される。寒さにも強く、辺り一面が雪に覆われていても、その下ではひっそりと芽吹き、暖かい春をじっと待っている。その後すくすくと育ち、6月頃、麦畑は黄金色に染まり、収穫のときを迎える。
新春に、麦と共に芽吹いて、踏まれても踏まれても折れない魂を培いたい。