葦の穂や無智は東に智は西に

現代文明が築いてきた思想(リベラル思想)の原典(「人間は考える葦」パンセ)に戻って(ニューリベラル思想を)練りこみたい。
の茂る田畑のあぜ道を毎日駆けているが、この耕作放棄地に生い茂る葦を目にしたら、天平時代にこの地で汗を流して生き延びた私たちの祖先はきっと驚くに違いない。
『 葦の穂や 月は東に 日は西に 』
働けば実りが得られるであろう面積の2割にものぼる耕作放棄地に伸び伸び生い茂る葦は、私たち「考える葦」に何を語りかけているだろう。果たして私たちは日本の文化の一翼を担い、日々深耕しているといえるだろうか。
『 葦の穂や 無智は東に 智は西に 』

日暮れの空のずっと向こうに日本の古都がある。家康が荒川や利根川に治水工事を決行して現在の関東平野に耕作地を拡げた。現在、荒川は東京湾に注ぎ、利根川は太平洋に注ぐが、私が毎日駆けているのは古代より東京湾に注いでいた古利根の川辺や支流である。

差別禁止条例を制定している地方自治体の不思議な分布を見ていると日本の智は、箱根の山から東の地域や太平洋ベルト地帯にはないことがわかってくる。

送電線の上に満月に近づく月が見える。送電線の延びる先は東京と呼ばれる日本の都である。
送電線に流れる現代文明の糧とも言われる電力は、10年前は福島原子力発電所から豊富に都に貢がれていたが、事故以後は新潟の原子力や栃木・群馬のダム水力が占めているだろう。

兵庫県が弁護士会等関係者に連携を呼び掛け(11/21追記)

西で一つ動きがあった。

新型コロナウイルス患者やワクチンを打っていない人への偏見や差別を防ごうと、兵庫県は、弁護士会などと共同宣言を発表した。

兵庫県は、相談窓口に弁護士などの専門家を派遣するほか、シンポジウムを開くなど差別防止に努めたいとしている。

厚労省は11/19、健康被害126人救済認めた(11/21追記)

東では相変わらずのお役所の動きになっている。

厚労省は11/19、健康被害126人救済認めた。これで、救済人数は273人となる。各月の救済数/申請数は次の通り。
11月:126/129、
10月:81/81、
9月:37/37、
8月:29/41

愛媛県教育委員会人権課:西の地の果ての動き(11/24更新)

これは今の都からは地の果てと呼ばれるような西の端の動きである。

Tsan曰く>愛媛県教育委員会人権教育課より発出されている「えひめの中高生の皆さんへ 保護者の皆様へ」というメッセージがとてもよいと思いました。各県や市町村でも人権課的な部署でこのような動きができるのではと。今、子宮頸がんワクチンも再度勧められることになりましたが、ワクチン接種について、子供達が自ら判断できるように、子供達へ分かりやすいメッセージを出そうという動きが出てきそうです。それは厚労省の検討部会でも専門家の間で話していました。また、先日、埼玉の県議と話した際もそのような話題がありました。子供は素直で、人に迷惑をかけないようにみんなに合わせようという学校や、親の教育方針や意向に沿うように育っている子が大半です。本当に危ないです。

J'Dohraku曰く>愛媛県人権対策課のHPも、コンテンツ一覧の上部を「STOPコロナ差別」関係の記事が占めています。私が育った徳島や隣の愛媛は当時、「地の果て」と言われていましたが、今は「智の発信」拠点へと風変わりしているのでしょうか、それとも50年前に主流であった人権擁護の思想を頑固に保ち続けているのでしょうか。

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